先日、大学病院の同門会総会に行ってきました。
そこでの特別講演で東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生の
「免疫をつける生活」きれい社会の落とし穴というお話を興味深く拝聴しました。
藤田先生はサナダ虫博士として有名な先生で、笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記に始まり、
腸を整えれば心も体も必ず元気になる!―大豆・根菜類・発酵食品で病気にならない体と心をつくるなど80余冊も執筆されています。
アトピー、花粉症、喘息は40年前には無かったこと。
現代のアレルギー疾患は生活環境が清潔すぎることが原因で起こっている先進国病だということ。
→清潔は病気だという著書も書いていらっしゃいます。
そもそも人は1万年前からあまり進化していない。→1万年前の環境で健康に生きられる。
新生児アトピーの赤ちゃんの40パーセントに大腸菌がいなかったこと。
第1子にアトピーが多いこと。→哺乳瓶の消毒や離乳食などについて神経質に育てすぎ。
サナダ虫が作る蛋白を合成し人に投与するとアレルギーは完治するが、がん細胞ができ易いこと。
しかしサナダ虫はがん細胞を抑えてくれる物質も分泌していること。
サナダ虫は全滅の危機にひんしているから、もうサナダ虫療法はできないこと。
アトピー治療は東洋医学的発想が必要で、自然治癒力を強化する必要があること。
免疫力の70パーセントは腸内細菌が作っていること。
O157の中毒は発展途上の国には無いこと。
等々を免疫学的に説明して納得させられるお話ばかりでした。
では免疫力を強化するためにはどうしたらいいのでしょうか。
サナダ虫が絶滅した今、腸内細菌に頼るしかありません。
1.抗菌剤、防腐剤の入った食物は取らない。→細菌が死んでしまう。
2.ビフィズス菌や乳酸菌を多く取る。
3.穀類、豆類、野菜など繊維の多いものを食べる。
4.抗酸化物の多い食物を食べる。→悪玉コレステロールは活性酸素に触れると動脈硬化を起こす。
5.ストレスを無くす。→現代では一寸無理?
6.笑う。
笑うって??
笑うことによってNK細胞が作られる。ウソ笑をするだけでも脳が間違ってNK細胞を作る。
NK細胞:ナチュラルキラー細胞→腫瘍発生に対する生体の防御機構の一翼を担っている。
関節リウマチの患者さんに、笑うだけの治療をした群と
薬を投与した群を比較した結果、笑うだけの治療の方が効果が高かったたというデーターがあります。
のようなお話でした。
鍼灸師の立場で考えると、免疫力強化といえば鍼灸治療をお忘れではないですか
と頭の中で一寸突っ込みを入れた私でした。
















