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弊院ではキセノンレーザーを星状神経節に照射することで、安全にしかも痛みなく自律神経の安定や血流改善、ホルモンのアンバランスの治療をすることができます。キセノン光による、星状神経節レーザー照射(SGLまたはSGR)は脳血流の増加を図り、視床下部機能を賦活させます。

キセノン光治療は、自律神経失調症、血行障害(冷え性・レイノー症)、アレルギー性鼻炎、花粉症、メニエール病、更年期障害、円形脱毛症、扁桃炎・口内炎・めまい・神経性頻尿・月経前緊張症・月経痛・子宮摘出後体調不良などに効果が期待できます。

西洋医学は、痛みには鎮痛剤、熱には解熱剤を投与するといったような症状を緩和する対症療法が中心です。しかし人間の体には本来、自分の力で病気を治す自然治癒力と言うものが備わっていて、それを強化する事が根本的な解決につながります。

脳には自律神経やホルモン、免疫などを調節する機能が有って、視床下部と言うところがその仕事を担っています。脳血流が悪くなるとその視床下部の機能が低下し、自律神経失調、ホルモンのアンバランス、感染症やがん細胞の増殖といったような不具合を生じます。

星状神経節ブロック療法は脳血流を増やす良い方法ですが、指先の感覚を重視して首に麻酔の注射をするため、麻酔科医の熟練した手技が必要です。それに変わる安全で無痛の方法として開発されたのが、低レベル医療用レーザーによる星状神経節レーザー照射です。整形外科や麻酔科で盛んに使用されていて、出身の科によりSGLとかSGRという略号で呼ばれていますが、どちらも星状神経節レーザー照射の意です。

現在、そのレーザーにも大きく分けて3種類のものがあり、スーパーライザー、メディレーザー、オーブといった商品名で市場に出回っています。機器の価格はどれも同じようなもので、機能もそれぞれのメーカーが自社の優位性を謳っています。

私は大学病院等で3機種ともに使用経験が有りますが、現在、弊院ではキセノン光照射のオーブを使ってSGLを行っています。鍼治療と併用やレーザー治療のみのコースもございます。詳しくはお電話下さい。

坐骨神経痛と鍼治療

下肢の痛みやしびれを訴えて、鍼灸院を訪れる患者様は非常に多い。しかしその原因には様々なものが存在する。

坐骨神経痛は古典的には病名であったが、その原疾患が明らかになるにつれ症候群になった。坐骨神経痛の原疾患には変形性脊椎症、腰部椎間関節症、椎間板ヘルニア、脊椎すべり症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折、黄色靭帯骨化症、脊椎腫瘍、梨状筋症候群、関節リウマチ、糖尿病、子宮筋腫、妊娠などがある。

坐骨神経痛のうち鍼灸が最も適応となるのは、変形性脊椎症や梨状筋症候群、大腰筋症候群などである。反面、脊柱管狭窄症やすべり症、椎間板ヘルニアなどの骨や椎間板に構造的な異常がある場合、鍼灸が第一選択にはならない。

しかし、現実には、そのような構造異常が原因の坐骨神経痛にも効果が出ている。その理由として、構造異常と梨状筋症候群や大腰筋症候群が併発しているからだと考えている。構造異常が原因で、自然に長期間にわたり体をかばう姿勢を取り、大腰筋症候群が続発し、その結果坐骨神経痛を増々悪化させていると思われる。

気楽堂では3寸のディスポ鍼を使用して、北京堂方式の大腰筋刺鍼で良い治療効果をあげている。深部の筋を直接刺鍼することにより、体性‐自律神経反射がおこり、下肢の血流が改善し、痛みを軽減させると考えている。坐骨神経痛でお悩みの患者さまには是非お試しいただきたい治療方法だ。

花粉症

食品アレルギーと腸管防御機構についての論文を読んでいて、アレルギーについてこれまでの認識を再考させられた。以前にこのブログで、コラーゲンを摂取したからといって、体内でコラーゲンが増えるわけではないと言う事を書いたけれど、アレルギーという角度から経口摂取について考えてみると興味ある事実が浮かんで来る。

経口免疫寛容といって、経口摂取したタンパク質に対してアレルギーを起こしにくくする機構が動物には備わっているということである。食品に対して一々アレルギーを起こしていては生命維持ができないから、食物由来の異物や腸内共生細菌に対しては積極的なアレルギー反応が働かないようにしている。そういえば昔から、漆にかぶれないようにするには少しずつ漆を舐めれば良いと言われてきたが、まさにこの経口免疫寛容を利用した方法だったのだ。しかしこれは腸管にだけに備わった機構であり、皮膚に少しずつ塗ってもアレルギー反応の低下は起こらない。

この経口免疫寛容を利用したアレルギー疾患の治療方法が有る。関節リウマチの患者の免疫細胞の標的は、関節に有る非変性Ⅱ型コラーゲンであり、そのコラーゲンを経口摂取することによりアレルギー反応を抑えるということがドイツやアメリカなどで報告されている。

経口減感作療法を疑っていたわけではないけれど、花粉症の患者が花粉を食べればアレルギー反応が軽減される…今までそんなバカなと思っていた事が、今や科学的に説明が付く事態であり、大して害もなさそうなのでやってみる価値はあると考えさせられた次第である。

鍼治療は免疫応答を調節することによりアレルギー疾患や自己免疫疾患の治療に有意義であると考えられている。鍼治療がアレルギー反応に対して作用する機序は未だ不明な点が多いが、免疫系におけるサイトカイン生産を変化させて免疫応答を調節しうる可能性を示唆している。その機序を関西鍼灸大学の栗原らは「鍼と免疫」の論文の中で以下の図のように説明している。WS000174.jpg

ヘルパーT細胞に作用してバランスを変化させることにより免疫応答を調節しているという仮説である。

鍼治療でよく用いられる説明として、正常な状態に近づけるという言葉が有るが、アレルギー反応においてまさにそれを説明した図である。

鍼と免疫.pdf

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