頸部痛の最近のブログ記事

首コリ、頚部痛は万病のもと!

弊院では、頭痛、自律神経失調症、めまいなどの症状に、後頸部の刺鍼と星状神経節レーザーを併用して治療を行っています。

ちょうど今春、東京脳神経センター理事長松井孝嘉先生が執筆された「首こりは万病のもと」が出版され、多くの現代人が悩まされている体調不良やうつは、ストレスでは無くて首こりが原因という本の内容に興味を持ち、「原因の分からない病気をストレスのせいにする医師は信用できない」などなかなか鍼灸師が言えない事までズバリと言及されていて、全く同じ意見だと本書を購入し一気に読了しました。その中に首疲労の問診表が有ったのでここでご紹介いたします。

1.頭が痛い。頭が重い。

2.首が痛い。頸が張る。

3.肩がこる。

4.風邪をひきやすい。

5.ふらっとする。めまいがある。

6.歩いていたり、立っていたりするとき、なんとなく不安定。

7.吐き気がある。

8.夜、寝つきが悪い.目覚めることが多い。

9.血圧が不安定である。

10.暖かいところ、または寒いところに長くいられない。

11.汗が出やすい。

12.静かにしているのに心臓がドキドキする。

13.目が見えにくい。像がぼやける。

14.目が疲れやすい。または目が痛い。

15.まぶしい。または目を開けていられない。

16.つばが出やすい。またはつばが出ない。

17.目が乾燥する。または涙が出すぎる。

18.微熱が出る。

19.下痢をしやすい。または便秘や腹痛などの症状がある。

20.すぐ横になりたくなる。

21.疲れやすい(全身倦怠)

22.なにもする気が起きない。意欲がない。

23.天気の悪い日かその前の日に調子が悪い。

24.気分が落ち込む。気が滅入る。

25.集中力が低下。物忘れが多い。

26.わけもなく不安だ。

27.イライラして焦燥感がある。

28.根気がなく、仕事や勉強を続けられない。

29.頭がのぼせる。手足が冷たい。そびれる。

30.胸が痛い。胸部圧迫桿。胸がしびれる。

4項目以下の人…特に問題なし、5~10項目の人…軽症、11~17項目の人…中症、18項目以上の人…重症。

松井先生が診た15万人の患者さんは、首の筋肉の状態が良くなっていくのに合わせて、様々な不定愁訴が消えて行ったそうです。また、うつの回復過程は体の諸症状よりも早い段階で消えてゆくと言う結果が示されています。首疲労治療で完治した16の病気を紹介します。

1.緊張性頭痛

2.めまい

3.自律神経失調症

4.うつ病(頸性うつ)

5.パニック障害

6.ムチウチ

7.更年期障害

8.慢性疲労症候群

9.ドライアイ

10.多汗症

11.機能性胃腸症

12.過敏性腸症候群

13.機能性食道嚥下障害

14.血圧不安定症

15.VDT症候群《video display terminal syndrome》

16.ドライマウス

松井先生が行っている治療方法ですが、低周波治療器、遠赤外線、電気鍼治療、ビタミン注射との事。弊院ではビタミン注射はできませんがあとの3つは鍼灸院の治療と同じですね。ツボでは無くて標的の筋肉に刺鍼すると言うのは弊院と同じ方法でした。症例や治療経過も弊院と同じような傾向がみられ大変参考になりました。

不定愁訴でお悩みの方には、首コリを防止する体操も記載されていてお勧めの1冊です。

頸部の痛み

頸部の痛みは骨や関節、軟部組織、筋や筋膜などに由来する痛みと、
脊髄や神経根に由来する痛みがあります。
しかし、頸部から出ている神経は頭や手、背中に走行しているため、
頸部が悪くても肩が痛い、背中が痛い、後頭部が痛いなどと、
違った部位の痛みとして感じる場合が多いようです。
 
椎間板性の痛みは神経根が原因の場合、
誘発テストでしびれが分布する部位によって
悪い神経根をある程度予測できますが、
脊椎洞神経を経由する場合背中に放散したりするので、
椎間関節か椎間板性かを鑑別するのは困難です。
血流改善や代謝促進を期待してどちらも鍼灸適応です。
 
筋筋膜性の疼痛はトリガーポイントを認めることが多く鍼灸適応ですが、
最も注意を要するのは、安静時じっとしていても痛い場合です。
レントゲン等で腫瘍性でないことを調べる必要があります。
 
頸部の代表的な疾患
 
※頸椎症性神経根症
※頸椎症性脊髄症
※頚椎後縦靱帯骨化症(頚椎OPLL)
上記3症の軽度な症例は保存療法が良好で、
手術と比較しても予後に大差がないと報告されています。
自覚症状の軽減に鍼灸適応です。
 
※頚椎捻挫
※頚肩腕症候群
※胸郭出口症候群
この3症も肺尖の悪性腫瘍による
パンコースト症候群に注意が必要ですが、
鍼灸により筋を弛めて血流改善すれば症状の緩解が期待できます。
 

項背痛(トリガーポイント)

後頸部、肩上部、肩甲間部の軟部組織に緊張感、重圧感、疼痛などの不快な自覚愁訴があり筋の緊張、圧痛を認めます。鍼灸は選択的に該当筋肉の循環改善、循環調節、代謝促進を促し、筋の過緊張を緩解します。
 
僧帽筋の疼痛パターン

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肩甲挙筋の疼痛パターン

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 Myofascial pain and Dysfunction
 
背中は筋肉が薄く、下に肺があるのでとても注意が必要な部位ですが、北京堂方式では全ての鍼先を骨に当てて止めます。その結果それ以上先に進まない状態になります。解剖学的に危険な部位まで深く刺すことはありません。

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鍼灸師専門書

手技療法とオステオパシーにおけるトリガーポイントと筋肉連鎖 (GAIA BOOKS)

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はじめてのトリガーポイント鍼治療

訳本と違い文章に違和感が無く、図も見やすくて臨床応用できる。


Travell & Simons' Myofascial Pain and Dysfunction The Trigger Point Manual Two Volume Set

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絶版になった『急病の鍼灸治療』の後継本。北京堂浅野先生の著書


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触診術のレベルアップに欠かせない1冊。


骨格筋の形と触察法

鍼灸を現代医学的に考える時、解剖学と触診術が融合した本書は必携である。


神経解剖学による鍼治療マニュアル

鍼灸を現代医学的に捉え臨床応用できる1冊。


超旋刺と臨床のツボ

古典回帰を考えさせられた1冊。


中国鍼灸秘訣集

鍼灸歌賦初の日本語訳。華佗堂今村先生の著書


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