その症状は多彩で不定愁訴のようですが、一定のパターンがあります。
微熱、倦怠感、頭痛、不眠嘔気、目の奥の痛み
頸部の痛み、上肢の痛み、しびれ、冷感、脱力感、発汗異常
電車の吊革を持つ時、ホワイトボードに字を書く時、
洗濯物を干す時、ドライヤーを持つ時など
手を挙上したとき手がしびれる、冷感、
重だるいなどの症状が出る又は増悪するタイプと、
カバンや買い物袋を手に提げた時など、
手を下垂したときに症状が出る又は増悪するタイプがあります。
病院で胸郭出口症候群(TOS)と診断がつき、
保存療法を行っている場合に鍼灸治療が有効です。
挙上タイプは腕に行く神経の圧迫が
頸から鎖骨にかけての何れかの部位にあると考えられ、
筋の過緊張を緩和する目的で鍼灸治療を行います。
また牽引タイプは血流改善を促し、炎症物質、
老廃物の代謝促進や疼痛閾値の上昇目的で鍼灸治療を行います。
倦怠感や不眠など自律神経症状に対しても大変有効です。
今まで頸部の圧迫部位の典型は斜角筋三角部との理解でしたが、
近年、それより上部で肩甲背神経が圧迫され、
肩甲骨の内側に違和感がある非定形な胸郭出口症候群が報告されています。
北京堂式針灸ではこの症状に対しても、
肩甲背神経の分岐部の筋を緩めることにより、
その有効性を認めています。















